コントのような朝

毎朝、会社の最寄の駅で降りる。
割と急な階段を下り、改札。
私は一段一段の横幅広めの階段の真ん中を歩く。
それは学生時代電車通学をしていた頃から。
昔からいつもやっている何でも無いこと。

 昨日の朝は何かが違ったのだろうか。
普通に降りていると急に視線が急降下し、
正座した体勢で、階段から落ちていった。
まるでそりに乗っているかのように果てしなく。
とっさのことに
右にいたおじさんの腕を掴む(←すいませんすいません)
ところがその掴む力も弱すぎて、手がその腕から
弾けて、再び落下。左にいたおじさんが私の左腕を
掴んで助けてくれたのでとまった。
 私はあまりの事に正座のまま放心状態。
せっかく助けてくれたおじさんにお礼のひとつも
言えなかった。こんなことが起きているのに
誰も「大丈夫?」とか言ってくれないの。
世の中って冷たいんだなあ・・って思いました。

 あんなにガンガンコンクリの階段でヒザ・脚を
打ちまくったのに全然普通に立って歩ける。
会社の更衣室で見てもアザひとつ無い。
翌朝見てみると右のひざに赤いアザがたまごくらいの
大きさであった。それだけ。

 この事故で学んだことは、階段は危ないから
気をつけることではなく、デニムは丈夫だということ。
 無傷だったのはジーンズをはいていたから。
これが違う素材のパンツだったりあろうことか
パンストや素足だったりしたら・・

 みなさん、デニムはオシャレだし丈夫なので
万が一のあらゆる時に大活躍ですよ。