転勤って嫌い

 今日は会社帰りに会社のKさんと八剣伝へ飲みに行った。
そこでこの春の転勤者のことを聞く。2人のうち1人はN課長。
このヒトは私、正直好きじゃないので「ふーん」って感じだった。
しかしもう一人の名前を聞いて愕然・・・Tさんだった。
 Tさんは私の2つ下の女の子でプライベートでよく遊びに
行ったり東京へ旅行へ行ったりもした。旅行へ行った時は
あまりの乙女さ、ワガママぶりに辟易したものだがこうなって
みると何て寂しいことだろうか。私はついついその場で
泣きそうになるのをグッとこらえた。KさんがTも呼ぶか?と
言うので「今日は会いたくないです。」といった。
そしてKさんは今回転勤が伸びて半年後に行く事を聞いた。
Kさんは私が入社した当時からずっといるちょうどひとまわり
年の離れた男の人だけれど、私のお酒ののみっぷりを気に入ってくれ、
よく自分と対決をさせる人だ。そして会社終わりにのみにいこうと
誘われても断ってきた。それを私はその場でとても悔いた。
  1・2時間経ったくらいにクレームの処理から帰った
新入社員のKくんがやってきた。そしてその後に
先輩のKさんもやってきた。営業におけるクレーム処理の
厳しさ、過去のエピソードの数々を聞き、びっくりしたり
笑ったり。事務畑の私にはどれもこれも新鮮で興味深いものだった。

  帰路、Tさんのことを思った。色々カゲで悪く言ってしまったことも
あったけどいざいなくなってしまうとなると何て切ない。
Kさんもいつもいつもほぼ無理矢理お酒の勝負をさせて、、、と
思っていたけれど。何だか2人と一緒に過ごした時間が
とても大事だった気がしてならなかった。
Tさんは4月の1日から岡山、
Kさんは半年後に東京。
 転勤してしまえば会う事もほぼ無くなる。これまでも転勤していく人を
数人見送ってきたけれどこんなにも喪失感のあるのは初めて。
仲良くした分だけ どれだけクセのある人であっても大事なのかもしれない。
Tさんは私にかなり前から「お芝居私も1回見に行きたいです」と
言ってくれていた。私はようやくこの日の午前中に社内メールで
こういうお芝居はどうですか?といくつかの公演を紹介した。
そして夜に4月から転勤であることを知る。
紹介した公演6つは全て4月と5月のものだった。