矢田寺へゆく!!

hamarishow2006-06-18

 今日は父と母と三人で矢田寺へ行った。
あじさいがとても有名なこのお寺。会社のTさんに教えてもらったのだ。
あじさいはとても好きだけどそれ以上に今回は目的があった。
お恥ずかしい話、うちは両親の中が良くないので何とか三人で行きたかった。
あえてこんな恥ずかしい本当の身内話を笑える過去になると信じて記録しておこうと思う。

まず一週間前に母に根回ししておく。

「お母さん、会社のおじさんに聞いてんけど、矢田寺行きたいねん。
あじさいがすっごいキレイって。連れて行って〜」

と半ば甘えん坊さんに言う(毎日何度も言うのでうっとうしがられないために)
そして約束を取り付ける。ここまではお茶の子サイサイ。

 問題は父をどう連れて行くか。父はいつも「ついて行きたいよぅ」という
オーラを醸し出している。このブログにも以前記した事があるが(←枚方菊人形)
いつも母と私がどこかに行く時に(例えばスーパーでも)密かに身支度をして
後ろから着いてくるのだ。しかし母は父を本当にあからさまに拒絶するので
父が行くとなると母がゴネて行かない、お父さんと2人で行きなさい。という
可能性がかなり高かった。そこでこういう芝居を打つ事に。

 当日出発間際に。父が寂しそうに「矢田寺行くの?」と聞いてくる。
想定の範囲内の出来事。「うん。行きたいん?」
「うん。行きたいけどお母さんがイヤがるから留守番しとくわ・・」
母がこちらにやってきた。「(お母さんに)お父さんも行きたいねんて」
「・・・」「この前会社のおじさんが50才で亡くなったって言ったやろ。
私、もうそれから本当にお父さんとお母さんていつ死ぬんやろうって真剣に
考えんねん。だから今三人で行かなくてどっちか死んだら 一緒に行けなかったって
一生私が後悔することになるからやめて。三人で行こう」
とクサクサの演技をした。でも我ながらオスカーをあげたいわ。
頑固強情意地っ張りの母が何の反論もせずに『仕方ないわね。』といった感じで
「ほら、いくよ!!」とツーンとして言った。
そして三人で行く事ができた。さすがにスリーショットの写真はとれず私と父、
私と母といった感じのものばかりになったがまあ、よしとしよう。
ウチの弟は協力してくれないことはないだろうが、頼りにならないし
かえって足手まといになりそうなので全部一人でやる。
いつか両親が仲良く元通りになってくれたらいいのに。頑張ろうっと!!