弟の彼女と対峙する

hamarishow2006-05-05

 前日の夜に弟が唐突に言う。
「明日彼女がお姉ちゃんに挨拶に来るかも知れへんって」
「・・・・・・は・・・???」
「何かこの間(冬休みに)帰った時に俺が松山に戻る時に
いちご大福買ってくれたやんか。あれのお礼って」

 実は私のお気に入りのいちご大福があってそのお店で彼女にも
あげなさいね、といって多めに大福を持たせてあげたのだった。
そのお礼にわざわざ来るという。な、何という律儀な娘。。。
しかし私の心境は複雑。弟の彼女というものを見てみたいが
彼氏の姉というものを見せるのはイヤなのだった。複雑に交錯する胸中(大げさではないのよ)
やだやだ、とジタバタしたりやっぱりおいでといったりしたが
弟の彼女がわざわざ来ると言ってくれているのに姉が「いらぬ!!」 といって
2人の間に波風を立てるわけにはいかない。大体こっちの方が大人なんだよ。
覚悟を決めて会う事に。こちらの都合にあわせて昼12時に来るという。
ううーーー。

 寝坊する予定だったのに9時に起きる。弟は今回私が起きると一緒に起きて来る。
毎回ゴハンは全て私が用意する。案の定、この日も朝ご飯を用意する私。
しかしコップを出すなど出来る事はやってくれる。でも晩御飯とか
用意している時ずっとカービーというゲームをパソコンでしているんだけど(やや不満)
だからって横にビタッといられて「手伝います!!」的姿勢はジャマなので
別にいいか。。。
 この日は大根ゴマドレッシングサラダ。昨日買ってきたミニクロワッサンと
おさつ。弟だけにはクリームパンもある。そして洗いモノを済ませ
いつもよりも気合を込めて化粧する。弟相手なので全くセットしなかった髪の毛を
闘魂を込め込め巻く。そしてジャージだったのに何故かよそ行きの格好の私が
テレビ前のテーブルにやや緊張した面持ちで佇んでいた。

つづく