松山観光

hamarishow2006-05-04

 今日は7時に早起きして観光への準備。
寝坊助な姉弟は起きることが出来た。早速ゴハンの用意にかかる。
生ハムピザと大根とほうれん草のごまドレッシングサラダを作り一緒に食べる。
もちろん私たちは昔から牛乳大好き姉弟。もくもくと食べ終える。

私のジーパンが無い。どれだけ探しても見つからない。
ありえない位見当たらない。もう疲れてきて「でれれ〜?」といいながら
半ばおふざけで探していたら「本気で探してんのかいな。でれれ〜って」
とツッコミが入る。それでもそのまま探していると弟も協力。でも見当たらない。
しばらくすると弟が布団に下敷きになっているお尋ねモノを探し当てた。
予定の9時出発をそのために30分すぎて出発。まずはチンチン電車松山市駅へ。
300円で一日市内バス乗り放題なのでそれを購入。駅に到着。観光バスの
マドンナバスというのに乗る。20分ほど待ち。伊予鉄高島屋の観覧車に無料で乗れると
いうので最上階へ行く。しかしフリーパスをよく見ると200円かかることが判明。
弟と「それなら別にいらないね」となりまた下へ舞い戻る。下に行くと金融系の制服を着た
高校生かそこらの化粧っけの無いお嬢ちゃんがティッシュ配りのバイトをしていた。
が、たっているだけで一向に配ろうとする気配が無い。弟もそれに気づいたらしく
ヒソヒソ声で「あの人、ティッシュ配る気あんのかなあ?」
「やろ?私もそう思っててん」と絶対に聞こえないくらいの声で言っていたのに
その子がこっちをチラッと見た。そして一呼吸置いて配りだしたのだった。
うーん、聞こえたんかなあ?
 バスが来た。私はロシア人墓地に行きたかったのでそこまで行く。
バスが戻ってくるまで少し時間があるので一旦降りてまた乗車してください、と
運転手さんが言ってくれたのでそうした。すると思いのほかすぐに戻ってきて
ゆっくり鑑賞できずに乗車。そして松山城へ。ロープウェイとリフトに乗れるが
ロープウェイは込みこみで満員電車のようだったので行きも帰りも
リフトに乗ることに。
 リフトが上に上っていく。つつじが満開でとてもきれいな眺めだった。
天気もいいし本当に最高の行楽日和。上に着いてお城目指して歩く。
ところが何と50年に一度の改修工事でお城が全然見えない!!ガーーーーン
日付の入る使い捨てカメラを2000円で購入した(後日地元で確認すると
1250円の品だった。。。。)
弟にお腹すいた?と聞くと「うん」「今から道後温泉の方に行くからそこで食べような」
「うん、わかった」「(先程松山駅で購入した苺の)ハイチュウ補給する?」
「うん、ハイチュウ補給する」
というので全部渡す。すると普段飴なんて食べない弟がパクパク食べていたので
よっぽどお腹がすいているんだ、と悟る。かわいそうなのでリフトを降りたところに
お店が何軒かあったのでそこのうどん屋さんに入る。私はきつね、弟は
鍋焼きうどんを頼む。普通の味だった。
 そして道後温泉に行くために坊っちゃん電車を待つ。市内バスなら何本も
道後温泉行きが来たがそれを見送って30分ほどまってようやく乗った。
しかし座る事が出来たのでラッキー。その電車を待っている時に
右翼の車が何台も通った。弟は至近距離で見るのは初めてらしく半笑いで見ていた。
端に『尊王』と書いていたのに何故だかウケていた。
 道後温泉はゆっくり浸かって帰りたかったので先に51番札所の石手寺に行きたかった。
地図上は遠く思えたのでムリかな、と諦めていたのだが観光案内所で聞いてみると
案外近かった。バスも出ているので10分ほど待つ。そして来たのでとび乗るが弟が
「こっち違うんちゃう?地図の方向と逆や」私が運転手さんに確かめると
「これはその方向へは行きませんよ」と道の途中で降ろしてくれた。
私が慌てて飛び乗ったので弟は「?」と思いつつ乗ってしまったらしい。
ゴメン・・・結局石手寺には歩いていく事に。辺鄙な道をひたすら歩く。
粗末な地図をチラ見して「もう道覚えたからもうこれ持っといて」と地図を手放す弟。
「え?あんなんでわかんの?」と思ったがひたすら私の前を歩いていきちゃんと石手寺
到着。正門(?)じゃないところから入った。お地蔵さんがたくさんあって
自殺者の慰霊碑などがあった。暑くて暑くて仕方なかったのにそのゾーンに
踏み入った瞬間に涼しくなった。不思議。線香を焚いている所があった。
弟は風下に行ってムセていた(バカ)2人して煙を体に向けて仰いだ。
そしてそれぞれにお参り。お互いに写真を撮り合ったりした(ムリヤリだけど)
 そして正門の方へ歩く。出たところにお清めするための水としゃくがあったので
手を洗った。弟はうがいもしていた。すると!!そこにあの憧れの小坊主さんが!!
画像とは違うが顔などは全く一緒で51番札所 石手寺と書いてある。
水曜どうでしょうで大泉さんとともに写っていた彼らである。
うれしくてそこで照れて嫌がる弟と小坊主さんとスリーショットを観光中のおじさんに
撮影してもらう。わーいわーい♪この日一番のテンションの高さ。

 ここからはバスで道後温泉駅へ戻る。そしていきたかった道後温泉本館へ。
弟はこの辺りは結構よく来るらしく、案内もスムーズ。
と!ところがっ!!やはり流石は日本最古の温泉。有名!!超人気!!長蛇の列!!
狭い入り口なので客の群れは道路に大幅にはみ出していた。それをピリピリした
『力』とプリントされたTシャツを着る兄さん達が交通整理していた。
初日からゆっくり入って帰りましょう、と言っていた私たちは
ちゃんとお着替えも洗面用具も持ってきたのにっっっ!!入れたとしても
どうせ芋洗い状態。私は弟に「こんなに混んでるならもういいわ」と言った。
すると弟は「でもせっかくお姉ちゃん来たいっていってたのに。
温泉入れなくていいの?」「うん、いいねん混んでるし」
「まあ、俺はどっちでもいいけどさあ。でもお姉ちゃんは滅多に来られへんし
お姉ちゃんの気持ちが大事やから合わせるけど」としばらく
ずっとそういって気遣ってくれた。優しいのです、このコは。
でも今日は弟の下宿先の銭湯が開いているのを事前確認してきたので
そっちの方がいいと判断。弟にムリをいって私だけ写真を撮ってもらう。
そして松山駅に帰り、下宿先に戻る。
この日の夕食は日頃貧相な食生活を送る弟にちょっと豪勢な外食を
させてあげる予定だった。弟もそれを楽しみにしてくれていた。
ところが道後温泉に入れなかったので大幅に帰る時間が早まり下宿先には
気の利いたお店など皆無なのだった。スーパーの品揃えも全くよくない。
かなり疲れていたが弟にいいものを食べさせてあげたかったので
もう一度松山駅まで電車で向かい、いよてつ高島屋へ行く。
ところが難波の高島屋とは全然違う。とにかく店数が少ない。
パンはドンクが好きなのだが計り売りのコーナーがかろうじてあり、
あと一軒だけ他のパン屋があった。弟がクリームパンを食べたい、と言っていたので
それを1つだけ買い、ドンクではミニクロワッサンとおさつというミニさつまいもパンを
購入。関西ならクロワッサン100(g)おさつ200(g)などと注文するのに
松山ではみんなクロワッサン10個、おさつ6個などと個数で頼んでいた。
そして実際に私が頼んだのもこの数。余ったら美味しくないから。
勝手が違って戸惑ったがその方が分かりやすい・買いやすい・なので
関西もそうなればいいのに、と思った。
 弟は肉を食べたい、と言っていた。ということはステーキを意味しているのであった。
ところが店の中の肉コーナーというものに牛ステーキ肉が無かった。
な、なんという品揃えの悪さ・・・肉専門店が二店並んでいた。見ると100グラムの値段が
信じられない事になっている。悩んだが弟には1枚2500円の見るからに美味しそうな
ステーキ肉を買い、自分には300円の揚げ物バラエティパックを買った。
さすがに2枚は買えなかった。そしてケーキを食べたい、モンブランがいいなあ、
無ければショートケーキがいい、というのでケーキ店を探す。難波店なら
歩き回って歩き回って数あるケーキ店の中から悩んで買うのにここは
ケーキというケーキを置いている店が一店のみ。○ーハイムだけ。
ケーニヒスクローネもあったが、ケーキどころかお気に入りの渋皮栗プリンも置いていなかった。
あまり○ーハイムの商品は知らなかったが他の所が出来れば買いたかったのに
選択する余地なし。モンブランと白いムースのようなケーキ1つずつ購入。
しかしあまりおいしそうには見えなかった。ケーキには厳しい目で品定めをする私。
 家に帰り、急いで準備にかかる。
大根わかめごまドレッシングサラダ、牛ステーキ(私は揚げ物)
ごはんを食べる。弟はおいしいおいしいと大喜び。私は一口もらったが
やっぱり1枚2500円の肉だな〜という味・食感だった。
そしてデザートにケーキ。弟はこれまた大喜び。しかし私はやっぱり
思った通りイマイチの味だったので半分残す。それを食べる弟。
 そして私は銭湯へ行きリフレッシュ。
やっぱり気持ちいい。ユニットバスなんてノンノンノン♪
弟にも行かせてあげた。初めてだったらしく「お金どうやって払うの?」
「番台さんに渡したらいいから」「番台さんって何?」
そんな弟だが帰ってきて「ハマりそうやわー。気持ちよかった。
やっぱり広い風呂っていいなあ。サウナまで入ってゆっくりしてきたわ〜」
ご満悦のご様子。よかった、よかった。ちょっとは弟孝行できたかな?
そんな初めての姉弟小旅行なのでした。