家族旅行 富士五湖・富士山を見るツアーめも

 12日(日)朝5時に出発。全工程マイカーでの旅。
ドライバーの父、助手席に長男を乗せ真ん中に私と母。
一番後ろの列に末っ子弟一人がどっかりと乗り、運行中は
常に寝ているといういつも通りのねぼすけぶり。

 反対車線は混んでいたけれどこちらはスーイスイ。
やはり都会からこちらへ流れてくる人のほうが多いのか。

 有名なインターで昼食。私は冷やしとろろうどんを食べる。
日焼け止めだけ塗った顔だったが、目的地に着くまでには
なぜだかメイクが完了していた。いつどこでそれが行われたのかは
本人も分からないというファンタスティポ

 青木が原樹海・・・一年に数回テレビでいつもの男の人が
レポートをしているのを見る所だ。怖がりのクセに見たがりの私は
密かにそれを楽しみに見ていた。が!しかし実際に足を踏み入れたくはないのだ。
弟どもは行きたい行きたいと連呼する。勝手に行ってきて、私は車にいるから、
というしょーもない会話を数度繰り返す。青木が原樹海の交通標識?というか
上に掲げてある看板はさわやかな自然の絵が施されたものだった。
助手席の弟は写メで激写☆☆彼はどこへ行くにも何度と無くいろいろなものを
激写して自らその出来などに対して批評していた。
 風穴に行く。とても涼しく中には氷まであった。氷穴にも行きたかったが、
樹海の遊歩道であったお兄さんが「ものすごく混んでますよ」というので
中止。遊歩道は私達4人はさくさく歩いていったが、1月のガン摘出手術以来
体力が激減した母は途中で止まっていた。迎えにUターンすると
ムリなので先に行ってくれ、といわれた。なのでみんな引き返した。
 白糸の滝へ行く。細く優雅で女性的なたおやかさを持った滝・・・という
ガイドブックのコメント。見に行ってびっくり。思いっきりドワーと
流れていて優雅でというよりも豪快という言葉が似合った。マイナスイオン
たっぷり浴びる。またまた激写の長男。つまらなそうに腕組みをしている
次男。一体君はいつまで反抗期のつもりですか?
父はその滝そばにあったいかや貝を串に刺し、網で焼いているお店を
じっとただ見つめていた。・・・食べたいのですか?

 富士五湖の山中湖、西湖、など精進湖以外をみにいった。
ウォータースポーツを弟二人にさせたい!!と意気込んでいた母。
海パンを2着、わざわざ購入していた。
ところが天気が優れず、この日は断念。次の日にもちこし。
しかもぶ厚い入道雲が富士山をこ憎たらしく覆っており、一切姿が見えず。
少してっぺんが見えた時があった。テンションを上げまくる私と長男。
 西湖のある地点から見る富士山は現在の1000円札の裏面の絵である。
長男はそれを知っていたらしく、その地点に行ったときにうれしそうに
千円札を取り出し風景と重ね合わせる。ところが肝心要の富士山が
ちっとも見えない。ガックリ。双眼鏡を取り出すも見えず。
こちらもまた明日。
 宿はペンション。2人3人2部屋に分かれる。お風呂は家庭よりもちょっと広め。
部屋風呂もあったけれど私は大きいのが好きなのでそちらに入った。
 食事は1品1品順番に持ってきてくれる洋食。父と弟達はガツガツ食べたい派なので
性に合わなかった様子。にんじんを甘く煮たものと
食後のコーヒーは次男には激マズ激ニガだったみたいだ。
食事を奥さんが作り、運ぶのを夫がする、という
ありがちな家族経営。大変そうだった。食事は本当においしかったが、
前菜からデザートまですべてるるぶの写真と全く同じだったのに気づく。
普通は違うバリエーションもあるのでは・・?別にいいけど。
 いつもでは考えられない。日の変わらない内に就寝。

 13日。朝から雨。ウォータースポーツは断念。
水のキレイなところ忍野(おしの)へいく。
私の印象は昔の村の風景。とても素朴でキレイなところだった。
本当に水がきれいでいろいろな魚が幸せそうに暮らしていた。
そこにはそば茶屋みたいな店小屋がたくさんあり、その中でも郡を抜いて
安いそばやを発見し(1杯200円)昼食。
 昨日いけなかった氷穴へ行く。夏なのでるるぶで見たようなつららは
無かったが、やはりとても寒かった。この日も混んでいたので
ゆっくりゆっくり進む。洞窟内でもそのゆっくりさは健在。
つらつら進みたかったものだけど。中で記念撮影をする家族もおり、ますます
寒いのにとどまらなければならないという事態に。
中は低く狭い所が風穴とは比べ物にならないほど多く、足場もつるつる
滑るので危険極まりないところだった。

 この日の宿はまた別のペンション。宿を手配した母の手違いから
5人1室になる。私はソファベットだったので左右に高さの差があり寝心地は最悪。
食事はこちらは和食。るるぶによると元板前のペンションのため
おいしかった。オーナーの奥さんは愛想の良い人だったが
料理を運ぶおさげ若作りおばさんは「どうぞ」の一言も愛想も無い
人だった。(翌日帰る時も目が合ったのに何も言わなかった。)
お風呂もユニットバスオンリーのため、母以外4人で近くの温泉に行く。
シャワーがそんなに多くないところだったので、使える所がなく、
10分以上シャワーが空くのをただひたすら立って待つハメに。
しかも置いてあるのがシャンプーとボディソープと石鹸のみ。
普通リンスかコンディショナーあるでしょ?びっくり。
後に髪がバッサバサになるという悲劇が。何て最悪な銭湯。
このペンションはどの部屋からでも富士山が拝める、というのがもうひとつのウリ。
しかし頑固な入道雲がそれを阻む。てっぺんしかみれず。この日も早く就寝。

 最終日。朝。部屋の窓から富士山のほぼ全貌を見ることが出来た。
しかしそれは後にも先にもこの時だけで入道雲の妨害に泣かされた。
時間的に余裕が無く、ウォータースポーツは結局できずに終わった。
西湖の1000円札の風景も結局見れず。母が学生時代に見て
吸い込まれそうで怖い気がした、という思い出の精進湖
行くが、全然フツーの所で5人揃って首をかしげた。
 夜はダイエーでサンドイッチやおすしを買って家で食べた。

 母が行き先、宿などすべて決めたこの旅行。
次男は全く楽しくなさそうだったけれど思い出にはなったはず(希望も込めて)
長男は楽しそうだったし良かったと思う。また来年もどこかへ皆で行けたらいいな。

 私の趣味、ご当地ストラップ集め。今回はどーも君や
リラックマゲゲゲの鬼太郎ポンキッキ、など他にもいろいろ強豪揃いだったが
(私的にキティちゃん・ディズニーは論外なので)
ドラえもんの富士山のものにした。桃だの武田信玄だの上杉謙信だのと
いろいろデザインはあったがやはり何を見に来たか、ということで。