阿修羅城の瞳 ゲキシネ

hamarishow2006-06-30

会社終わりに



劇団☆新感線



阿修羅城の瞳  を




HEP HALLで観劇。
サンダルなのに駅までジョイナーばりの走りをした私は奇跡的に時間に間に合った。

 これまで2作品をゲキシネで観てきた。会場は共に梅田ブルグ。(アオドクロ・SHIROH)
ここの映像は臨場感満載で私には今まさにそこで演じられているかのように
観られたのだけど、今回は完全に映画を見ているような感じ。安いから仕方ないか。

 阿修羅城の瞳市川染五郎、本当に色っぽいなあ・・・。
歌舞伎っぽい言い回しや発声、身のこなしが新鮮に映った。
天海祐希はやっぱり力強いなあ。男女逆転して演じて欲しかった。

 でも何より気に入ったのはクライマックス前に出てきた鍛冶屋のオヤジ。
彼の気配がした瞬間 一気にザワつく観客。
ファンには分かる恒例お楽しみコーナーなんだろうなあ。
もしかしてあの役者さんのお名前は橋本じゅんさんとおっしゃるのかなあ。
劇中で「いーんじゃない?」を連発していてそれに客は反応を見せた。
そして轟天というお芝居のことを調べるとどうやら主演が橋本さん。
そしてDVD表紙に「いーんじゃない?」と書いてある。
ネットで調べたけれど顔写真を見つけるには至らず・・・
でもシアテレとかでも轟天て放映されてたと思うし、今度あれば観てみよう。
ああいうおもしろい役者さんて大好き。

 お話について。
今まで観てきた作品は織田信長だの森蘭丸だの天草四郎だの徳川家康だの・・・
歴史の教科書において主役的な面々がぞくぞくと出てきた。
お芝居なんだから・・・!!と思って見ても やはり日本史を専攻していた者に
とっては多かれ少なかれ戸惑いがあった。江守徹・家康が派手な衣装で歌を
豪快に歌ったりさあ(江守さん大好きだけど)面白いけどやっぱり思う所はあったので。
今回の話は一切そういう人物って描かれていなくて純粋に芝居として観れた。
でも過去の因果とか何とかあったけど あの程度で生きる死ぬを賭けられるかなあ?
翼鬼は命を賭けて自分を守ってくれた男性に恋するのは至極当然の気はするので納得。
でも病葉出門(わくらばいずも)は命を賭ける程の理由ってあるの?
 夏木マリの美惨が何度も何度も発する
「あぁ〜〜」
という歌声のような叫び声のような声が
奇妙で「鬼」の雰囲気にマッチしてた。

 でも終わり方はキレイだった。それはちと感動的だったなあ。